日本の面影

Glimpses of Japan   旧:うぃすぱー・ぼいす
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往年の日本映画を子供が見はじめました! 〜 『山椒大夫』 『隠し砦の三悪人』

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(2013.3.28)
子供の日本映画デビュー・・・と言ってももちろん出演することではなく、1950年代の日本映画黄金期、この頃の映画を子供にいつ見せ始めるか、ずっと前からわが家の課題にあったわけですが・・・既にもう見始めてます。
溝口健二や小津安二郎ではさすがに子供には難しいかと思って、入門として黒澤明の『七人の侍』にはじまり『隠し砦の三悪人』を見て、それから絵本や東映アニメでもよく知る「安寿と厨子王」の話を「写真の映画(実写映画のこと)でも見たい」と子供から言いだしてきたので、先日ついに溝口健二の『山椒大夫』も見ました。
モノトーンの中、子供がどれだけ理解できるか気になってましたが、十分理解できたようです。もともとの日本人、江戸期の子供たちは、四書五経を原文で素読みしていたのですよ。
黒澤映画に出てくる三船敏郎のカッコよさも、6歳の子供には十分感じとれます(今は7歳 ^^)。子供にとっての映画やTV番組等における映像の土台がこの辺りにあるのと、今の低俗アニメとかにあるのでは大違い。幼い子供にも、立派な日本人としての感性が育っているものと思ってます。

『山椒大夫』については前にここで詳しく触れてますが、奴婢の身に落ちていた厨子王が脱出した後、丹後の守に任じられるシーン。これこそ日本映画、日本の歴史・文化の神髄たりえるところ。あらためて見てみても、とにかく素晴らしい(詳しくは右画像クリック)。
ここの『山椒大夫』の予告編動画を絶賛している外国人のコメント見てみても、これら溝口健二の日本映画が如何に海外で高い評価を得、多くの外国人を涙させているか。これだけ素晴らしい文学、芸術的素材を育んでてきた日本であるのに、世界の憧れる文化・文学、その美学を当の日本人が捨て去り知らなくなってしまい、萌えだのゆるキャラだのエロだのバカなものに熱を上げている愚かな現代日本人。本来、大変恵まれた環境にあったはずなのに何とも哀れなものです。

また『隠し砦の三悪人』(詳しくは右画像クリック)は『七人の侍』とともに海外では黒澤映画の中で絶大な人気がありますが、典型的なエンターテインメントであり、当時の日本の批評家からそれほど好評価だったわけではないようです。落ち武者状態とは言え、当時の姫にこの格好はないのではないか等、突っ込みどころもあるのですが、とにかくスタントも小細工もない三船敏郎の演技が素晴らしいんです。ぜひご覧になってくださいね ^▽^)

平安期の県知事就任式 映画『山椒大夫』 (1954、監督:溝口健二)より
厳かな雅楽調の音楽の中、厨子王丸が丹後の守に任官。失意のどん底にあった厨子王の劇的な転換シーンです。これこそ日本的価値観、精神文化の賜物だと思います。言い伝えを森鴎外が書き下ろしたものが元になってるわけですが、実際にあったからこういう話が残ってるのだと私は信じています。また、関白様の立ち方に注目してください。今の役者でこういう立ち方が出来る人はなかなかいないことでしょう。

三船敏郎 驚異のアクションシーン 映画『隠し砦の三悪人』 (1958、監督:黒澤明)より
あの『スター・ウォーズ』は、この『隠し砦の三悪人』をヒントに作られたものなんですよ。三船敏郎の、馬にまたがり刀を突き立てて追いかけるシーンは伝説的な名演中の名演。その後の走る馬に乗ったまま片手で女を吊り上げる場面もスゴイ!

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(2013.11.8)
園遊会で山本太郎議員が天皇陛下へ(原発関連?)怪文書を渡した事件(参照:2013.10.31 msn産経
私は、ここの映画『山椒大夫』の直訴シーンと、『ローマの休日』(詳しくは下写真クリック)の有名なワン・シーンを思い出しました ^▽^)
本来、ミカドや殿様への直訴というのは命がけのものでした。それを現代では、厚かましくも“権利”と勘違いした、のうのうとした輩が多くなってます。こんなのに触発されて、皇室へ手紙送ったり、マネするバカがたくさん出てきそうで心配ですね。進退は本人の意思でいいのですが、二晩三晩くらいでも牢に入れるのが本当なら適切な措置だと思います。

そもそも陛下への敬意なんて微塵も持たないくせに、都合いい時だけ利用しようとする根性が気に食わない。どうせ思う通りにならなかったら、うって変わって豹変、陛下に対する罵倒を繰り返すような連中に違いないわけで。

まったくの民間人であるなら、『山椒大夫』の動画のように命がけで、危険にさらされた家族らのため直訴で飛び込んでいくというのも理解できないこともありませんが、国会議員であるなら、正々堂々と国会で戦うべきだし、その職権を利用して、のうのうとゲリラ的に陛下へ近寄ろうというのも明らかに礼を逸しており、まともな日本人の感覚ではありませんね。
安直に陛下へ請願書なんか渡す山本を非常識だと感じず、「他の議員より、よくやってる」なんて思うような人というのは、陛下を矢面に立たせて政治利用することを卑しいと思わず、基本的に陛下への敬意も持たない、本質的に左翼な人なんだと思います。

映画『ローマの休日』オードリー・ヘップバーンは王位継承者でもある王女役。今で言うハニトラならぬ、棹トラのようなものにひっかかってしまったわけですが……
古い日本映画だけでなく、古い洋画にも素晴らしい作品が沢山あります。特にお若い方、どうせなら、その種のものをいっぱい見てくださいね ^^) モノクロも楽しめる感性を養ってください。
私くらいの年代までは、こういうクラシックな作品は常識的に見てるのが普通でしたが、今の若い方は、意識しない限り、こういうのを見る機会がまるでないのでしょうね。ビートルズさえ聴いたことない人がゴロゴロいますから。

山本太郎は、どうせなら中核派の支援まで受けてる左翼らしく、スキャンダルの写真でも撮って、陛下の面前で本性丸出しに、「やい、天皇てめえ、言うこと聞かないとぶっ殺すぞ。この写真もバラ撒いてやるからな」ぐらい恫喝するのが本物の左翼でしょう。そのぐらいやってれば、「他の議員みたいに何もやってないより、ずっと立派だ」なんて言ってるようなお花畑脳の人々の目も覚めるだろうし、そのぐらい言ってる左翼の方が筋も通ってるということで、逆に私なら尊敬してしまうかもしれません。
しかし山本からは、ありもしない陛下への敬意を形だけ見せようとしたりする姑息さ、売名、話題作り、単なる目立とう精神が顕著に見えるだけです。

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この記事に対するコメント

 TV全盛期以前の、日本映画の黄金時代は、良かった。今、観るとしたら、あれだけだね。監督も俳優も内容も、筋が通っているし。黒澤明とか、志村喬とか、山田五十鈴とか、高峰秀子とか・・・。人間自体がしっかりしているし、だからこそ、文化が文化として存在していた。
 あと、同様な意味で、1980年代頃までのTV時代劇も、まあまあ悪くない。

 最近のものは、映像も音楽も、さっぱり興味ない。

 ロックだったら、1970年代。ELPとか、キング・クリムゾンとか、ジミ・ヘンドリックスとか。
 ジャズだったら、1950〜1970年代。コルトレーンとか。
 1970年代の、日本のフォークも悪くなかった。
 

 文化凋落は、世界的傾向ですかね?
最近の若い連中は、気の毒だと思う。聴く必要のないものを聴かされ、観る必要のないものを観せられている。

 

 
ゆであずき | 2013/03/28 5:42 PM
小学生の頃、テレビで「野菊の墓」の白黒映画が放送されていて、父に「観なさい」と強制されたことがありました。内容もよくわからず、退屈に思えました。
反発してすねていたのを母に取り持たれる形で私はその場から解放されたのですが、ここの記事を読んでそのことを思い出しまた。
何十年も昔のことですっかり忘れていましたが、亡き父の思いをくんで、野菊の墓を観ようと思いました。

父なりに私に教えたいこと、伝えたいことがあったのだろうと思います。

a | 2013/03/29 2:04 PM
管理者の承認待ちコメントです。
- | 2013/11/08 2:08 PM
管理者の承認待ちコメントです。
- | 2013/11/08 2:10 PM
こんにちは。
今は幸い、スカパーなどで古い作品いくらでも、見られるし、まあネットでも配信しているようですし、「関心をもつきっかけ」さえあれば、いくらでも見れる環境にあるのは良い事だと思います。

当方もスカパーで古いのみまくっています。嬉しいですw。

今の作品は画面は確かに美しいが、中身はうすっぺらの
骨抜き作品。みたらすぐ忘れる内容。昔のは画面はアレだが、気骨を感じられる作品が多く、ひきずり込まれ、いつまでも心にのこるのが多い。

4Kとか8Kのニュースが流れる度に、未来の作品はどうでもいいから(昔のに絶対敵わないから)、それより、すばらしい、昔の作品の映像を美しくする技術が発達してほしいと思っています。


きっかけさえあれば | 2014/11/09 11:37 AM
中古ショップで往年の名作を探したが一つもなし。
洋画はたくさんあるのにね。
ななし | 2015/11/14 2:12 AM
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